2016.7.31 場づくりサミット
イベント開催報告

▼カレッジ基礎講座

▼カレッジ応用講座

サミット開催報告 Written byホームズビー学生インターン岩井祐樹

7月31日、知恩院和順会館にて場づくりサミットが開催されました。人を生かしあう時間づくりの技術「場づくり」の価値と可能性を探求することをサミットの目標に掲げ、各講師の方たちが即興で場づくりをしました。会場には82名の参加者が集まり、各講師の方々、home’s viスタッフと共に熱量のある一つの場を共有できたことに改めて嬉しく感じています。場づくりサミットは私がhome’s viのインターン生として初めて参加するイベントなので、場づくりの達人たちがどのような場を創りあげていくのか、ワクワクする気持ちでイベントに臨みました。

前代未聞？3人のファシリテーターによる即興での場づくり

今回の場づくりサミットは二部に分かれていました。一部では講師の方々が初めにくじ引きをして、つかみ、本体、まとめの各パートをリレー形式で創り上げていくプログラムです。講師たちはくじ引きの後、10分間だけの作戦タイムが与えられ、後は即興で場を作っていきました。

講師陣一人ひとりが持つ空気感の共演

つかみの段階ではまだ、会場に緊張感が漂っていましたが、あたたかく、やわらかい雰囲気に変えていった小見まいこさん。

熱量がありながらも、議論の論点を修正しながら冷静に場を作り上げていった廣水乃生さんは、自分達がどのような場を理想としているのかグループで話し合った後に場づくりが浸透した2036年の人たちと、2016年を生きている私たちが対立する構図を作り議論しました。

最後にバトンを受け、静かに沈黙する時間をとって、参加者の一人一人にこの場で起きたことを考えさせるまとめを展開した中野民夫さん。どのプログラムも一つ一つが個性的な内容でした。終始共通していたのは、講師の方々一人一人の目が輝いていたことです。プログラムが事前用意されていなかったからこそ、講師の方々の子供のように無邪気な姿でプログラムを創る様子に私自身、魅了されていました。

場づくり後の振り返り

第二部では、一部での振り返りをしました。各講師の方々がどのような意図をもって場を作っていったのか、参加者の方々がそれぞれのバックグラウンドから、サミットを通して感じた率直な思いをぶつけあいました。

印象に残ったこと

その時印象的だったことがありました。ある企業でファシリテーションに取り組もうとしている方が「組織の中にはいろいろな人たちがいます。その中でそれぞれが実りのある場づくりをしていくのが難しいです。どうすればよいですか民夫さん。」と問いかけました。

敢えてアドバイスはしない?

「難しいのは当然です。だから頑張ってください。」と中野民夫さんが答えた一幕がありました。もしかしたらあの場で民夫さんはアドバイスしようと思えば出来たのかもしれません。ですが、民夫さんのアドバイスはありませんでした。色々な場があって、悩みながらも自分自身で道を切り拓いていけと次世代の場づくりを担っていく私たちに向けた民夫さんからの温かいメッセージなのかもしれません。最後は自作の歌で応援メッセージを歌ってくださいました。

おわりに

私はあの会場の雰囲気が偶然生まれたものだとは思いません。達人たちの経験や技術、細かい意図があり、予測の上で作られたものだと思います。“参加型の場づくり”や“コミュニティーファシリテーション”、“ファシリテーショングラッフィク”がどういうものなのか少しだけ考え方に触れられた喜びと、もっと深く知りたい探究心が同時に芽生えた場づくりサミットでした。

場づくりカレッジにご参加ください

私たちhome's viでは、サミットで場を作ってくれた講師陣を中心に、５人の一流のファシリテーターから本格的に場づくりを学べる「場づくりカレッジ」を運営しております。詳しくは各講座のページをご覧ください。

一般	38,000円(税込)
NPO(専従の方)	33,000円(税込)
学生(23歳以下)	28,000円(税込)
※割引について場づくりサミット（7/31開催）に参加した方は、場づくりカレッジ参加費が各3000円引き。全講座参加予定の方にはまとめて割引が適応されます。一般枠：160,000円、NPO枠：150,000円、学生枠：120,000円となります。